これからが一年で一番寒い時期です。

体調も崩しやすくなります。

なぜか。

それは、一日中、夜中も通して、「気温が低いから」です。

この季節は、体温を維持することが困難な人ににとってとても危険です。

どんな人かというと、いつも電気カーペットを入れないと寝られない人、いつもカイロを貼って暖をとっている人、長期に病気や現在辛い症状を患っている人などです。

しかも、そんな体調で家の中の北側にある部屋で寝起きしている人は、特に危険です。

お家の中を動き回ってもらうと、ご経験があると思おますが、なぜかひんやりしている部屋ってありませんか?

お天気が良い日でも、入ると空気が冷たい部屋。

この部屋は、ご自宅の中で、年中冬すなわち寒さの要素を持った場所になります。

そんなところで寝起きしていると、夜中に大層体を冷やします。

布団の中ですから、それなりに暖かいと思いますが、布団の外は冷凍庫に近くなるわけです。

そうなるとたとえ暖かい布団だとしても、冷やされます。

特に寝ている時ですから、体の保護や守りは最低限になります。

呼吸、脈、体温、これらの生命維持は最小限になります。

その状態で、冷やされるところで寝ていると体を守ることができないと思いませんか?

起きていれば、寒さに対策が立てられるわけですが、例えば動くなど、寝ているのでそうもいかないわけです。

その上、ベッドで有れば、同じ寒さでも床から少し高いところになりますので、まだいいかもしれません。しかし、同じベッドでも、ベッド下が全くなにもない空間のあるベッドの作りですと、ベッドでも冷えます。

そして、体がキンキンに冷やされます。

また、窓も位置によっては危険です。

寒い部屋の寒い時期に、掃き出し窓の近くで寝ている場合は大変危険です。

外で寝ているような状態に近くなります。

腰窓でも寒いと思います。

そのような寒い部屋は、窓は、高窓であるべきです。

そうすれば、窓からの冷気が少なくなります。

どうしても窓が低い位置にある場合は、窓を覆ったり、冷気が部屋の中に入らない工夫が必要になります。

また、部屋に敷物を敷く必要もあります。

床から冷気が上がらないようにするわけです。

それらのことをしても、まだ寒く感じる場合は、夜中に暖房が必要かもしれません。

空気を温め続けながら寝るのは、体に良いとは言えませんが、冷えてしまうよりは良いかもしれません。

とにかく、寝ている時に寒い状態は体に大変負担となりますので、注意が必要です。

そうやって負担をかけた体は、まったくもって良くなりません。

病気、症状があればなおさらです。

ご存知の通り、体は一定に保つ働きがあるわけですが、その機能は体が正しく機能することが必要になります。

ということは、体が動かない機能しない状態で、なおかつ体に厳しい環境に身を置けば、体はもっと悪くなります。

健康な人でも、寝て疲れが取れない、朝から肩がこる、食欲がないなどの方は、ご自分が過ごしている部屋、環境を考えてみてください。